ピラティスの効果 〜心・精神編〜

ピラティス

ピラティスの効果で大きく感じるのが心やメンタル、精神面といった内側の効果です。ジョセフ・ピラティス氏は『心と身体を強くしなさい、そうすれば精神も高められます』と伝えています。またマインドフルネスという言葉は体を動かすその動作に意識を集中する、今ここに心と体を繋げるということ。それが脳の活性化にもなり、動作の質も高めてくれます。私なりに感じるピラティスが高めてくれる心・精神への効果を5つに分けて見ました。

目次:

①思考力

②記憶力

③想像力

④直感力

⑤意志と欲求

①思考力

ピラティスは沢山の種類の動きがあります。例えば”ハンドレッド”というエクササイズは頭を持ち上げ、持ち上げた状態で呼吸をします。ざっくりといえばこのような動作なのですが、それをただやるだけではなんてことない動きです。それを、お腹を引き込み、引き上げ、長さを出しながら胸首頭を持ち上げる。脚も腹圧をしっかりと入れてから持ち上げる。呼吸は吸いきり、そして吐き切る。というようにどのように動かすということを考え理解する思考力を使うと、より一層そのエクササイズに深みが出て、効果もより得られます。

②記憶力

ピラティスにはオーダー(順序)というものがあります。ジョセフ・ピラティス氏が考案したオリジナルのオーダーにはなぜその順番なのかという理由があり、その順番で動く事によって得られる効果があります。繰り返す事でその流れは頭と体に記憶され自分の物とできるのです。動きが覚えられると動きの順番以外の事へも集中することができ動きの質も上がります。

③想像力

ピラティスにイメージ力、想像力は欠かせません。イメージする事がより記憶力も高めてくれます。例えばピラティスでは背骨の意識をする時、1骨1骨動かし、長さを出しながら捻る、背骨で山を飛び越えるように丸める、など想像力を掻き立てるワードが指導者から投げられます。想像しようと思考が働く事でより体へ向ける集中力も高まります。

④直感力

直感とは即時に感じた事、理由もなく覚える感覚とも言いますか、知識などで説明はできないけれど閃きのような自身の想像力。私はこれをピラティスで養う時、一つ一つの動きに対する自分の能力や限界に対して感じます。硬い、強い、弱い、癖、左右差などなど動いた時の体の状態や反応が今の状態を教えてくれます。

⑤意志と欲求

ピラティスでよく求められるのが動きの正確さや安定感。例えば腕を回す動作一つにしてもどのようにどこを意識して回すかによって効果が違ってきます。骨盤、背骨を安定させようとした時のそうしようとする気持ち”意志”とそうさせる”欲求”がなければ求めるような動きや効果は出ないですよね。まずは自身の体へ意志と欲求を伝え、それが体の変化として結果が現れた時私たちは自信を感じられるのではないでしょうか。

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